リッチで使いやすいアプリケーションの話を聞いていると,ソフトウエアの使いやすさとは何なのだろうかと考えさせられる。ボタンが光ったり,アニメーションしたり,いろいろな色だったりすることではないと思う。
私の妻は,私と住むまでパソコンを使ってこなかった。学校で使い方を学んでいるのである程度は理解しているが,携帯電話のネット接続を活用するタイプだった。でも今は,利用料金が気にならず,画面が大きく,印刷ができるパソコンをけっこう気に入っているようだ。携帯電話のネット接続はやめてしまった。
まず妻が使うのは,Internet Explorerである。7を8にしても,それに気付かず使っている。スタートページはYahoo!である(ちなみに,私の姉もそうである)。検索や知恵袋などでいろいろな情報を取り出している。レシピを印刷し,実際の調理後に評価を書き込み,穴を開けてひもで閉じている。カラー・プリンタを導入したことで,レシピがずいぶんおいしそうになった。Yahoo!のメールは私が設定して使えるようにした。
さて,次に妻が使い始めたソフトウエアは何でしょう?
なんとそれは,秀丸エディタなのであった。メモを秀丸エディタで作り,それを印刷している。Wordを引っ張り出すほどのことではないのだと思う。Excelは,うーん,使えるのだろうか。
秀丸エディタの使い方は,ほとんど教えた覚えがない。それでも,新規作成とデスクトップへの保存はできるようで,関連付けが自動設定されているので,あとは印刷方法くらいで大体の用は済んでいるようである。
秀丸エディタの機能はメニューの標準的な場所にある。だから,Windowsアプリケーションの標準のお作法で,なんとか使えてしまうのである。
で,私の結論は,「アプリケーション・ソフトの使いやすさとは,操作標準に従っていることだ」である。Windowsアプリケーションにおいては,メニューが最も大事な操作子だ。Microsoft Office 2007は,それを変更してしまったので,やはり戸惑いが多いのだろうと思う。
でも,マイクロソフトがリボンを導入したかった理由も,わからないでもない。
何しろ,ツールバーというものが使いにくいから。あれは,かなり無理があるユーザー・インタフェースだと思う。アイコンの図柄で機能を覚えるのはきついし,吹き出し状のヘルプは字が小さ過ぎる(大きくする方法もあったかもしれないが)。それで,メニューとツールバーを一体化したものとしてリボンを考案したわけだ。
リボンが使いやすいか使いにくいか。
うーむ。
でもまあ,WindowsのUI標準の進化は,基本的にはMicrosoftが提案,実践すべきことだから,まあこれでいいのではないだろうか。
今試してみたら,リボンって,Altキーで操作できるのね…。
でもまあ,自分で作るアプリケーションは,当面はメニュー中心であろうという気がする。
たぶん,それが妻には一番わかりやすいのだ。
H2
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