SACD: Michael Brecker etc.「TELARC HEADS UP JAZZ AND WORLD MUSIC SACD SAMPLER 7」
SACD: Michael Brecker etc.「TELARC HEADS UP JAZZ AND WORLD MUSIC SACD SAMPLER 7」
TELARC International SACD-63014 2009年
SACD 5チャンネル/2チャンネル、CD
2023年12月にヤフオク!で購入。540円
懐かしさ | ★★★ |
楽曲 | ★★ |
演奏 | ★★★ |
録音 | ★★★★ |
購入満足度 | ★★★ |
デモンストレーションとかサンプラーは、DVD/SACDの買い始めによく買ったが、やっぱりアルバムで聴きたいよね、という気持ちもあり、安くないと買わない。今回は安かったので買った。送料が別に230円かかったけれども。
5チャンネルである。ジャズをマルチチャンネルで聴けるディスクはあまり持っていないので新鮮だった。異なるアルバムから集めてあるが、違和感なくまとめてあるのは偉い。
トラック1のRandy Brecker with Michael Breckerはブラスの勢いが心地よく、買ってよかった、という気持ちになった。トラック8のMichael Breckerは、EWIを演奏しているところに驚きがあった。パット・メセニーのギターと、どっちがどっちだか今ひとつわからないが。トラック10のSpyro Gyraは、あまり時代に合わせずに自分たちの音楽をしている感じがあり、これも好感が持てた。
トラック11のLadysmith Black Manbazoは、これだけがワールドミュージックであると思うのだが、驚かされた。これだけでも買った価値があった。マルチチャンネルが大変な効力を発揮している。このグループはこれまで知らなかったのでSACDを入手できるか調べたが、私の財布で買うのはなかなか難しいようだ。
ただ、全般としては、2000年超えてからのジャズは聞いていて苦しい、という感想である。時代に合わせつつ前へ進もうとしてみんながんばっているのはわかる。ただ、その必死な頑張りが、聞いていて辛い。時代にさからっているから、努力が実を結ばないのよ。今となっては1曲の時間が長過ぎて、早く終わってくれないかなぁと思ったりする。5分間、まじめに聴いているのがけっこう大変なのだ。正直なところ。
5チャンネルを聴いた後で2チャンネルに切り替えたら、音がつまらなくなって耐えられず、5チャンネルに戻した。
5チャンネル再生ができる方にオススメ。2チャンネルで聴く価値があるかというと、うーむ、である。
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